ヤクルト井野卓捕手(36)が6日、都内の球団事務所で契約を更改した。金額は明かさなかったが、今季の推定年俸1600万円から「ダウンです」と話した。

ベテラン捕手の14年目は、5月までの6試合(うち先発マスク5試合)と8月の1試合で7試合の出場。キャリアハイだった昨季の47試合から出場機会を減らした。「去年と比べて出られなかったし、チームの順位も一番下。来年は1つでも上にいけるように、そのために自分が力になれれば」と悔しさをにじませた。

来季は楽天時代の同僚で1つ年下の嶋が加入し、正捕手争いが激化する。「中村(悠平)がもたもたしてるんで、レギュラー目指して頑張ります。この世界は毎年、誰かしら騒がれた選手が入ってくる。そこは気にせず、自分がやれればいいかなと思います」と話した。