本塁打王から新人王へ、究極のアドバイスが送られた。セ・リーグ新人王のヤクルト村上宗隆内野手(19)が6日、大阪市内で行われた「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に初参加。

動画撮影企画で、2年連続本塁打王の西武山川を直撃した。「どうやったら、あんなに飛ばせるんですか? コツは?」。山川は「オレは遠投だと思って打ってる。遠投するときは、助走をつけるでしょ」と長距離砲の極意を伝授。さらに「小さく振らないでほしい。今年は(本塁打)36本? まだ勝ってるな。来年勝負しよう」と呼びかけた。

村上はバット注文に時間を割いた。今季始めは青木モデルだったが、シーズン中に徐々に変更。来季は長さ34インチ(86・36センチ)重さ約880グラムで、グリップを太くした。バットクラフトマン(職人)名和氏は「中長距離向きの型。バットコントロールがよく、扱いやすい」と説明。セ・リーグ記録となった184三振を減らす狙いもある。村上は「山川さんは、誰がどう見てもすごい打者。少しでも近づけるように頑張りたい。試す時期は今しかないので、いろいろ試してみたい」と貪欲だった。【保坂恭子】