阪神近本が新人野手最高昇給額となる3000万円増の年俸4500万円で契約を更改した。今季は開幕スタメンから142試合に出場。1番打者としてチームをけん引し、36盗塁で盗塁王を獲得。リーグ新人最多安打記録を更新する159安打を放ち、巨人高橋や中日福留らを超える評価を受けた。「素直にうれしいです。1年間しっかり、1軍に帯同できたということが自分の中では一番良かった」と笑顔を見せた。

会見では、7月に第1子の長女が誕生していたことも明かした。「家族も増え、自分の仕事を果たさないといけないという責任感も芽生えた」。父としての自覚も語った。プロ入り前から献身的なサポートを受ける未夢(みゆ)夫人に感謝を伝え「妻の好きな買い物に行って、好きなものを買ってもらいたい。(金額の上限は?)なしです」と出血大サービスも約束した。

来季の目標に「2年連続の盗塁王」を掲げた。チームの優勝、日本一に向かって「しっかり1番(打者)として、自分の仕事、良さをすり合わせていきながら、チームをしっかり引っ張っていきたい」と意気込んだ。【奥田隼人】(金額は推定)