「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の今季導入の可能性が高まった。

日本プロ野球選手会は22日、都内で日本野球機構(NPB)と事務折衝を行った。21日の実行委員会でまとめられた12球団の案を提示され、基軸となるルールには同調。今季から導入する方向性で一致した。選手会の森事務局長は「話し合う度に溝がどんどん狭まっている。何とか今年中にやりたいというのは感じる」と話した。選手関係委員会の阪神谷本委員長も「後退はしていないと思う」と合わせた。

今後はキャンプなどで現場の選手に制度の細部について意見を聞き、NPBに返答する。3月9日に実行委員会が予定されており、大詰めの協議となる。8月に実施し、各球団が対象となる8人を選択する案が軸になっているとみられる。