西武松坂大輔投手(39)が“ドラ1視察”を敢行した。1日、06年以来となる宮崎・南郷で春季キャンプ初日を迎えた。
ブルペンに入ることはなかったが、横からドラフト1位投手5人らを中心に45分間、熱視線を送った。先発の座を争うライバルであり後輩の投球を視察。キャッチボールを2度行うなど、松坂流で精力的に初日を終え、14年ぶりに復帰した古巣で再スタートを切った。
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ブルペンの横から松坂が視線を送った先に、ドラフト1位選手がずらりと並んだ。昨季10勝の高橋光、柱の1人・今井、2年目の松本、左腕・斉藤大、そして新人の宮川が次々と投げ込む。松坂は「ああやって並んでいるのを見て、この1人1人がチームを支えていってほしいんだなということが伝わった。そのポテンシャルも持っていると、ブルペンを見て思いましたね」と見届けた。
熱視線を送ること約45分間。先発を争うライバルであり後輩の姿を“視察”し「いろんな選手の特長を見ていた。みんな力入ってるな」と若さも実感。98年ドラフト1位で「平成の怪物」として入団した21年前「僕の1年目は(当時監督の)東尾さんが強制的にセーブした。立ち投げから入って、変化球もOK出るまでカーブだけ。今は実戦が早いから昔とは違う」。ブレーキをかけてもらいながら、開幕ローテーション入りしデビューを迎えたのを思い返した。
14年ぶりの古巣でも競争は待っている。「この中で競争してローテなり、開幕1軍メンバーを勝ち取っていかないといけない」。ブルペン投球こそ控えたが、約50メートルの距離でキャッチボール。ウエート後にキャッチボールをおかわりした。「ウエートのまま終わると体が固まる。トレーニングした部分を野球の運動につなげるという意図」と自分流で調整した。
松坂を目当てに、昨年初日に比べ報道陣は53人から102人、観衆は1200人から2500人にいずれも倍増するフィーバーぶりを発揮。背番号16のユニホーム姿は「練習のときにユニホームを着るのが好きじゃない」とお預けとなったが、順調に初日を終えた。「キャッチボールは6割くらい。なるべく早くブルペンに入りたい。肩や体ができれば入れると思う。これくらいで大丈夫というのは分かるので。いいタイミングでできたらいい」。ライバルたちの存在にも焦らず、じっくり、再出発の1歩目を踏んだ。【栗田成芳】



