広島のドラフト1位森下暢仁投手(22=明大)が1日、宮崎・日南春季キャンプ初日にブルペン入りした。松田オーナー、佐々岡監督らが見守る中での投球だったが、「石原さんのミットしか見えなかったです」と苦笑い。投げ込んだ直球のみの29球を「石原さんがマスクをかぶってくれるとは思わなかったので、かなり緊張しました。自分の中ではいい調子だと思います」と振り返った。

期待の即戦力右腕について指揮官は「隣で岡田がバンバン投げていたし、周りを気にしなくていいと言っても緊張していたかなという印象。今日1日で評価は難しい」と語った。自身もつけた背番号18を受け継いでいるだけに、「早く似合う選手になってほしい」と今後に期待した。明大の先輩で元中日エースの川上憲伸氏も視察に訪れていた。「ゆっくりやっていけよ」と声をかけられたという。

練習前の円陣での自己紹介では周りからはやし立てられ、「1年目は(明大の先輩)上本崇司さんみたいになれるように頑張ります」と宣言。「ちょっと滑りました」と笑った。「ああやって(周りが)言ってくれると入りやすい。第1イベントが終わったなという感じでした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。まずはチームにとけ込み、これから徐々にギアを上げていく。【古財稜明】