西武は15日、昨季限りで現役を引退した大石達也氏が、パートナーシップ契約を締結する米大リーグ・メッツへの派遣が決まったことを発表した。

傘下の1Aセントルーシーに、1年間投手コーチとして同行。現場での経験、実績を積む武者修行に出る。

同氏は10年ドラフト1位で西武に入団。9年間プレーした。引退後は「球団本部ファーム・育成グループスタッフ」として、埼玉・所沢のトレーニングセンターで秋季練習や自主トレをサポート。同期入団でレッズへ移籍した秋山翔吾外野手の練習を手伝うこともあった。

23日に渡米の予定。「メッツへの派遣について、最初言われたときは驚きしかなかった。ただ、それから時間もたち、今ではいい機会をもらえたので、育成に限らずいろんなことを吸収してきたいと感じている。今後の西武に少しでも力になれるよう頑張ってきたい」とコメントした。

派遣を決めた渡辺久信GMは「一層の育成強化に努めていきたい。大石には、チームを強化するにあたり、特に若手選手の育成方法などメジャー流の指導方法を学んできてほしい。その他、吸収できるものはすべて吸収するぐらいの気概で頑張ってきてもらいたい」と期待した。