中日相手に完投勝利!? 広島大瀬良大地投手(28)が11日、ブルペン投球を行った。3月20日の練習試合で対戦した中日を相手に実戦を想定。1イニング15球前後でインターバルを置きながら、9回まで146球を投げ切った。

甘いコースへ行けば、セットポジションで投球を行うなど本番モード。その想定では9回1失点だったという。「9回に余計な四球があった。佐々岡監督からも、あれならクローザーに電話かけとるぞと言われました」。思わず苦笑いで振り返った。

3月20日以来となる100球超えに「ブルペンなのでどうしても(実戦よりも)強度が落ちる。現状で試合の感覚で投げる最善のものが今日はできたかなと思います。明日の反応がどうかを見て、次につなげていきたい」と好感触を得た。今後もシーズン同様に登板日を想定して1週間に1度の投げ込みを予定する。

開幕時期が不透明な状況となっているが「一度(開幕に向けて)つくっているので、また落としてつくりなおすのも大変」と気持ちはリセットしながらも、体と技術は維持していくつもりでいる。