巨人菅野智之投手が7回1失点の好投で開幕から無傷の7勝目を挙げた。14年の6連勝を上回る自己最長の連勝に「自分の力だけでは達成できない。みなさんに感謝して、8連勝、9連勝としていけるように頑張ります」とさらに先を見据えた。

相手主砲を封じ、付けいる隙を与えなかった。ヤクルト村上に対しこの日最速タイの153キロを計測するなど、3打数無安打。「球界を代表するようなバッター。打席の雰囲気とかでも格が違う。より神経を研ぎ澄まして」と要所を抑えた。前回登板の4日阪神戦では6・5%だったフォークの割合を13・7%に増やすなど的を絞らせなかった。

エースの快投がチームに明るさを持ち込んだ。原監督は「エースも、ビースも、シースも負けていないのが一番いいよ。そりゃ」と冗談を交え、菅野に続く投手に期待。2本塁打を放った坂本について、お立ち台でコメントを求められた菅野は「さっきベンチ裏で泣いてました。うそです」と言って笑わせた。【久永壮真】