1週間ぶりの貯金生活は、お預けとなった。
日本ハムは0-3の4回、現在、打撃部門2冠の4番中田翔内野手(31)が、2試合ぶりの23号ソロアーチを左中間席へ。「打った瞬間はスタンドまで届かないかなと思ったので、一生懸命走りました」という一打は、通算249本目。一塁をまわって打球の行方を確認すると、4季ぶりの盗塁を決めるなど前夜から酷使気味だった歩を緩めた。
空砲が続いている。中田がアーチを架けた試合は、3試合連続で黒星。せっかくスタンドまでボールを運んでも、勝利につながっていない。1-3の5回2死二、三塁では遊ゴロに倒れ、7回には一塁に走者を置いて、速球自慢のセットアッパー西武平良と対戦。150キロ台中盤の直球で3球三振を喫し、小さく首を横に振りながらベンチへ引き揚げた。
チームは1点差に迫って迎えた7回、救援陣が“山賊打線”のパワーに屈し、たった一夜で借金生活に逆戻り。栗山監督は「素晴らしいホームランだった」と中田の1発をたたえたが、それだけに、届かなかった勝利を悔やんだ。
今季“レベチ”な活躍を見せる背番号6の打撃について、小笠原ヘッド兼打撃コーチは「しっかり自分のタイミングが取れて、自分のポイントで捉えられている打席が多い。持っているものの精度が、さらに上がってきた」と評価する。史上64人目となる通算250本塁打へ、あと1本。記念の一撃で、今度こそ白星をつかんでみせる。【中島宙恵】



