燕党1万3467人と、神宮花火大会開催!ヤクルト打線が、プロ野球史上25年ぶり5度目、球団では初となる先頭打者弾からの3者連続本塁打を放った。2カ月ぶりとなる2カード連続での勝ち越し。高津監督は「予想外の点の取り方ではあったけど、景気の良いというか、すごくいい雰囲気の立ち上がりだった」と振り返った。

成長の著しい新切り込み隊長が、流れを作った。5試合連続で1番の浜田が、追い込まれてから広島先発中村祐のスライダーを左中間へ運び2号ソロ。プロ初となった20歳0カ月での先頭打者弾は、99年に20歳3カ月で放った岩村を抜いて球団最年少記録を更新した。3連発を呼び込み「びっくりしました」と笑った。

キャプテン青木が15号ソロで続き「先頭打者の浜田がいい流れをつくってくれたので、その流れに乗って打つことができました」。そして山田哲も左翼へ10号ソロ。7年連続の2ケタ本塁打とし「前の2人の流れを意識しました。いい形で続くことができてよかったです」と話した。

ベンチの声とファンの拍手が一体となり、盛り上がった。最下位ではあるが、指揮官は「何とかしてやろうという気持ちはベンチの中でも出ている」と成長を実感。消化試合なんてない。【保坂恭子】

▼ヤクルトは初回に1番浜田→2番青木→3番山田哲が3者連続本塁打。初回先頭打者からの3連発は、95年10月1日に中日の立浪→種田→松井達がマークして以来、プロ野球5度目。ヤクルトは初。浜田の20歳0カ月は99年6月3日広島戦の岩村明憲(20歳3カ月)を上回り、球団最年少の初回先頭打者本塁打となった。

▼ヤクルトは7回に20歳7カ月の村上も本塁打。20歳以下の選手がそろって本塁打を打ったのは、04年8月21日ダイエー戦の今江、西岡(ロッテ)以来16年ぶり。ヤクルトでは国鉄時代の52年6月10日広島戦で佐藤、町田が打って以来68年ぶり2度目。