国学院大・上出拓真投手(4年=札幌第一)が初完投初完封で初勝利を飾った。

大きなテークバックから右腕を振り、東洋大打線を散発5安打に抑えた。「(捕手)福永と冷静に話して、打線を切ることができました」と胸を張った。最終学年に万全で臨むべく、昨秋に右肘クリーニング手術。今春は中止となったため、最後のシーズンに結実させた。最速148キロ右腕は「小学生の頃から思っていた」プロ野球を志望する。

▽国学院大・鳥山泰孝監督(上出の投球に) 立ち上がりを乗り切ったので良かった。エースらしい投球で、頼もしい。

▽東洋大・杉本泰彦監督(開幕から2試合連続0封負けに) 経験のある選手が少ない。折り合いを付けてやっていくしかない。2戦、終わっただけ。ここからです。