シーズンオフ恒例「ヨネちゃんのおシャレ野球学」。野球取材歴40年超の米谷輝昭記者が、だじゃれを駆使しながら意外なデータやエピソードを紹介します。

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阪神を出た福留孝介外野手(43)が中日に働き場所を求め、21年に挑む。昨年は43試合の出場にとどまり、打率1割5分4厘で終わった。9月25日には出場選手登録を抹消されている。まだまだやれると、14年ぶりに古巣に戻った。アクセル全開。「古巣ロットル?」で臨むはずだ。

区切りの数字が並ぶ。400二塁打にあと4本、300本塁打にあと19本、2000安打にあと91本、1000四球には18としている。「区切りの私」と歌ってみるか。400二塁打は過去12人しか達成していない記録。さらに、セ最年長での達成も絡む。

山崎武司は中日時代の13年6月1日、日本ハム戦で二塁打を放った。当時44歳6カ月、セの最年長記録として残る。そのあとに谷繁元信の44歳4カ月が続く。福留は4月26日で44歳。なぜか中日勢が上位を占める中、年長クラスに編入可能な位置にいる? 

メジャー時代を含めると二塁打などすでに500本を超えるが、ここでは含まない。すべて国内通算の数字。福留の、ドメスティックな記録だ。区切りをクリアしても「終わりナゴヤ」とせず、超えていってもらいたい。【米谷輝昭】

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