西武辻発彦監督語録(17日)

17日の阪神とのオープン戦は先発の今井が阪神佐藤から1発を浴びるなど5回4失点と苦戦を強いられた。終盤にルーキーのブランドン内野手(22=東農大北海道オホーツク)のオープン戦2号が飛び出し追い上げを見せたものの、惜敗した。同じく新人の渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)は先発抜てきされたが、打撃内容に苦言を呈した。

-最後はいい粘り

まあ最後はね、若い選手も並んでいるところでしっかり仕事をしないといけない。彼らも必死だからプレッシャーもかかっただろうし、山田もバント失敗しちゃったしね、そういう意味では今の競争の中で緊張した中でできているんで、若い選手にとっては非常にいいことだと思うんですけど。

-先発今井の評価

まあ、はちゃめちゃじゃないですからね。いい球もあるし、何て言うんだろうな、もう1つこう、ただ投げているだけじゃなくて、もうちょっと考えて。空振り、見逃しだけでストライク取れるわけじゃないから、全てが全て必死に投げても駄目でしょうし、ストライクの取り方、ストライク先行できるように。あとは開幕前にこういう風に走られて、これじゃ駄目なんだと思ったのがいい経験になったと思うんで。ああいうところで簡単に初球から4番バッターに走られたり、三盗されたりとかね、そういうところを開幕前にやってもらって逆に良かったような気がします。

-栗山が2安打と好調を維持

やっぱりいろんなそんなに対戦するピッチャーじゃない中で、バッターボックス入って対応しているんだけど。追い込まれてから素晴らしいものがあって、粘って粘ってツーベースとか。ああいう形はさすがと思いますし、若手にとって本当にいい手本になってもらっています。

-ブランドン

ブランドンは非常にいいですよ。今日のフリーバッティングが非常に内容良かったんで。と思って1打席回そうと思ったところで、渡部に代えてサードに置いたんですけどね。その前の三塁線の辺りなんかも本当に難しいのをなんだかんだ、いいプレーで、ホームランも打ちましたし、非常に内容もあったと思います。

-一塁守備もある

いろんなところができればそれに越したことがないんでね。今はまだまだ守備はうまいとは言えるところじゃないんだけど、なんだかんだ言って捕るんだよね。そこが一番大事なところなんだよね、下手は下手なりに。捕るというところで球際に強くなっていくわけだから。そういう意味ではいいと思いますよ。

-三塁の控えに

戦力ですよ。今のところね、これからどんなルーキーであれ、実戦、開幕していいピッチャーの攻めが厳しくなって、壁が山ほどあると思いますよ。そういう中でいろんな挫折することもあるだろうけど、ここまでは順調に頑張って、結果出しているからね。

-スタメン起用した渡部

スポーツ紙見たら三振かホームランか思い切りいきますって言ってるにしては、あのライトフライなんかなんなんだ。あんな当てたバッティングされたら魅力もなんもないじゃないですか、そういう話をしたんですよ。積極的もホームランか三振でやってきたんじゃないのって言ったら、次の打席あまりいい球じゃなかったけど、積極的にいってサードゴロでした。だからまだまだそんな甘いもんじゃないですよ。打球の強さとかね、そういうのは山川とかに比べるとまだまだ劣るわけ。しっかりとトレーニングしていかないとね。

-2軍で経験を積む

そうですね。そのレベルだと思います。

-2軍調整中の中村の1軍昇格は

いや、まだ毎日話しますよ。今日の内容もありますし、明日も(2軍で)試合あるし。そういうのを見てですね、まだ決めてないです。

-阪神佐藤輝

やっぱりあそこまで飛んで、着弾の速さというか打球の速さ、すごいなと思いましたよ。甲子園で見たのはレフトだったからね。あの右中間だからすごいな。それだけのホームランバッターだなというのは感心しましたけど。彼もやっぱり研究されてそういうところでいろんなデータも取られているでしょうし、バッティングカウントですっと真っすぐ放るようなこともないですし、そんな中で成長していけばすごいバッターになるでしょうね。