阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(22=近大)が、記録的スタートダッシュを狙う。開幕戦で阪神の新人が本塁打を打てば、猛虎史上初の快挙。初本塁打までの球団最少所要打席は67年江夏豊、87年八木裕の「2」で、開幕戦で初打席初本塁打なら、ダブルで球団史に名を残す1発となる。

また、現存セ球団で開幕戦新人アーチがないのは阪神のみ。開幕戦の枠を外しても、デビュー戦で本塁打を打った新人がないのは、現存セでは阪神のみで、返上なるか。

開幕前日25日には神宮で最終調整。フリー打撃では57スイング中13本のアーチを放つなど、準備OKだ。シートノックでは右翼で動きを確認した。午後5時30分プレーボール。いよいよ、怪物ルーキーのシーズンが始まる。

【佐藤輝のこれまでのオープン戦全本塁打】

▼1号(ソロ・100メートル) 3月5日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の第1打席、石川の外角145キロ直球を左翼へ

▼2号(2ラン・120メートル) 3月10日広島戦(甲子園)の第3打席、スコットの真ん中145キロ直球を左中間へ

▼3号(ソロ・110メートル) 3月12日西武戦(甲子園)の第1打席、高橋の外角146キロ直球を左翼へ

▼4号(ソロ・105メートル)3月14日巨人戦(甲子園)

の第2打席、高橋の真ん中低め143キロ直球を左翼へ(ポール際、阪神リクエスト成功)

▼5号(2ラン・130メートル)3月16日ヤクルト戦(神宮)の第3打席、寺島の140キロ内角高め直球を右翼へ

▼6号(ソロ・125メートル) 3月17日西武戦(メットライフドーム)の第1打席、今井の外角高め150キロ直球を右中間へ

()内は推定飛距離