ソフトバンク今宮健太内野手(29)が、パ・リーグ新記録となる通算306個目の犠打を決めた。

同点の5回無死一塁で、初球をきっちり投前に転がした。並んでいた西武伊東を抜き、NPB歴代単独4位に浮上。「プロに入って試合に勝つために積み重ねてきた数字。偉大な先輩方の数を上回ることができたのは名誉なことだと思う。これからも1つずつ積み重ねていきたいと思います」とコメントした。

今宮にとってはこれが今季2個目の送りバントだ。13、14年に2年連続で60犠打以上を決めるなどつなぎの役割で今の立ち位置をつかんだが、打力のアップに伴いここ数年は犠打数が減少している。昨年、通算300犠打を達成したときには「バントは少ないのが理想」と、犠打を求められない強打者への成長を目標として明かしていた。

思い描く理想の通りに、打撃でも貢献。1点を追う3回1死二塁では左翼へ同点の適時二塁打を放ち「カーブを引きつけてうまく打つことができたと思う。先制されてすぐに追いつくことができて良かった」。新記録の上昇カーブは徐々に緩やかになっていくだろう。【山本大地】

▼通算306犠打のパ・リーグ新記録=今宮(ソフトバンク) 8日の日本ハム3回戦の5回、投手前に送りバントを決めて達成。プロ野球では歴代4位。初犠打は12年4月29日のロッテ5回戦(QVCマリン)。

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