巨人が25日からの交流戦を前に、コーチ陣の配置転換を行うことが23日、分かった。バッテリーコーチ部門で、実松一成2軍コーチ(40)を1軍に、相川亮二1軍コーチ(44)は3軍、加藤健3軍コーチ(40)を2軍に配置転換する。

ここまでの46試合で見えた課題克服へ、コーチ陣のシャッフルを敢行する。首位阪神と4・5ゲーム差の2位で序盤戦を終えたが、昨季リーグトップだったチーム防御率は3・36でリーグ4位。正捕手に期待される大城がリード面で苦戦を強いられ、持ち味の打撃も本調子を欠く状況が続いている。小林も調子が上がらず2軍調整中。扇の要を固定できず、大城とベテラン炭谷を併用するも状況の好転までには至っていない。

実松コーチは現役時代、巨人移籍までの7年間は日本ハムでプレー。18年の日本ハム復帰後から引退までの2年間は2軍育成コーチを兼務した。首位を走る阪神の背中を捉えるには、交流戦でのパ球団との対戦が重要となる。さらに、日本シリーズでは2年連続でソフトバンクに4連敗を喫するなど日本一奪還への鍵にもなる。2年ぶりの交流戦に向け、パ・リーグにも精通する実松コーチの1軍への配置転換を決めた模様だ。

2軍投手コーチに3軍の三沢興一コーチ(46)を加え、山口鉄也コーチ(37)との2人体制に。矢貫俊之ファームディレクター補佐(37)が3軍投手コーチに就任する見込み。スタッフも含めた「1Team」で上昇気流に乗る。

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