遊撃手のレギュラーとしてチームに新風を吹かせている阪神ドラフト6位中野拓夢内野手(24)の東北福祉大時代の恩師・大塚光二監督(53)が大学時代の教え子を語った。1学年下で、同大学で一緒にプレーした矢野監督と中野の性格が似ているとも話した。【取材、構成=石橋隆雄】

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○…大塚監督が1学年下の矢野監督にざんげした。89年の大学日本代表にともに選出され、米国で開催された日米大学野球選手権へ。そのミーティングで、当時の石井連蔵早大監督が話している最中に4年生だった大塚監督と元横浜佐々木主浩氏らのテーブルは大はしゃぎ。コーチとして参加していた東北福祉大の伊藤義博監督が激怒した。宿舎の廊下でその2人と、別のテーブルにいた矢野監督もなぜか一緒に正座させられた。

大塚監督は「矢野は全く関係ないテーブルにいたのに。騒ぐタイプじゃないし、話をしっかりと真剣に聞いていた。暗い廊下で正座。『ごめんな』って言ったら『いや、いいっす』とね。悪かったなあ」と申し訳なさそうに話した。

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