阪神秋山拓巳投手(30)が、4試合ぶりの1発を浴びた。

両チームともに無得点で迎えた6回、先頭の巨人北村に左前打を許したが、続く代打香月を見逃し三振に仕留めた。走者を進められず、巨人の原監督がベンチ最前列のフェンスをたたいて悔しがったほど。巨人に傾きかけた流れを阪神バッテリーが引き戻したかに見えたが、続く松原に2球目のストレートを右翼スタンドにたたき込まれた。

秋山にとって5月13日中日戦(甲子園)で木下拓に浴びて以来の1発で2点先制を許し、6回で降板。及川にあとを託した。

試合前には親交のあるお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行(28)が、甲子園で139キロを計測。白星をプレゼントすることはできなかった。「まっすぐが少し散らばっていたので、それをうまく利用して試合は作ることができたと思います。ただ、相手に先制点を与えてしまい、リードされている状況でマウンドを降りてしまったので悔しいです」と振り返った。