ソフトバンク東浜巨投手(31)が4回2安打無失点と好投した。

ヤクルト戦に先発し、初回1死で宮本に三塁打を浴びたものの、後続を抑え無失点。3回無死では古賀に中前打を許したが、続く奥村を併殺打に打ち取り、危なげなく4回までを投げ終えた。直球、変化球のどちらでも三振を奪い5奪三振と貫禄の投球に、工藤監督も「三振もしっかり取れていたので、良かったと思います」とうなずいた。

前半戦は右肩の不調や昨年末に新型コロナウイルスに感染した影響などで出遅れ、7試合の先発で2勝2敗と不本意な成績だった。昨年の開幕投手を務めるなど、本来は先発ローテーションの柱の1人として期待される存在だ。この日は力強い直球で主導権を握り、無四球と制球面でもさえた。「ストレートの感覚が前半戦に比べて良くなってきていると思う。ストライクゾーンでしっかりと勝負出来たし、感覚的にも今日は良かった。今取り組んでいることを継続して、もっともっと状態を上げていきたい」と後半戦に向けて、右腕は手応えをつかんだ様子だった。