今季限りでの引退を発表したヤクルト雄平外野手(37)が、現役最後の試合に出場し、3球で空振り三振に倒れた。

5点を追う8回無死、1番武岡の代打として左打席に入ると、同学年となる楽天牧田に対し、1球目を見逃しストライク。2球目はファウル。3球目を迷いなく豪快に振り抜いたが、バットが空を切って空振り三振。笑顔で現役最終打席を終えた。

19年目のベテランは、そのまま9回表の右翼守備につき、1死から田中和の飛球を軽快な動きで捕球した。試合後のセレモニーでは花束を受け取り笑顔。最後はマウンド付近でチームメートから胴上げされて宙を舞った。

試合後、すっきりとした表情で取材に対応した雄平は「気持ちを込めてスイングしました。見逃して三振はしたくなかったので。最後まで振っていくのが僕のスタイル。それを貫けたと思います」。

若手時代から過ごした思い出の戸田で現役最後の試合を終えた雄平は「ほんとに最高の引退試合をさせていただいたなと思います」と感謝した。

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