楽天の2年目左腕、藤井聖投手(25)が28日ロッテ戦でプロ初登板初先発する。25日はZOZOマリンの室内練習場でキャッチボールやランニングを行い「全力で向かっていく。その中でも意図した球を投げて打ち取れるように、考えた投球を心掛けていきたい」と意気込んだ。

ENEOSからドラフト3位で入団した昨季は、9月半ばに中継ぎ要員として1軍初昇格。だが登板機会がないまま抹消になった。「優勝争いをしている中で上がらせていただいた。その状況下で投げられない実力のなさに、情けないというか、まだまだだなと感じました」。今季も開幕1軍入りはならなかった。

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悔しさを糧にイースタン・リーグでは4試合先発で2勝0敗、防御率2・82と安定した成績を残した。石井GM兼監督は「藤井が頑張ってきたからこそ、名前が挙がる。登板したらそこを死に物狂いでつかみ取ってほしい」と期待した。