左肘トミー・ジョン手術から復活を期す島本浩也投手(29)が、約2年ぶりの公式戦に登板した。

2軍中日戦(甲子園)の8回に2番手でマウンドへ。先頭の石岡に四球を与えたが、大野奨を直球で三塁併殺打。堂上も左前打で出したが、土田をフォークで中飛に打ち取った。1回1安打無失点、最速は145キロだった。登板は20年6月23日の2軍オリックス戦以来で「2年ぶりに投げることが出来て良かった」と笑みを浮かべた

19年にチーム最多63試合に登板。ただ20年はコンディショニング不良で登板がなく、2軍戦の1試合のみ。オフに左肘手術を受け、21年から育成選手で背番号120をつける。「肘の靱帯(じんたい)が切れたときがちょうど甲子園の試合だったので、長かったなというのと、それで今日甲子園で投げられたというのが良かった」。今後は3年ぶりとなる1軍マウンドを目指す。【桝井聡】

【関連記事】阪神タイガースニュース一覧