楽天が今季初のサヨナラ勝ちを収めて10勝目を挙げた。0-0の延長11回、2死三塁から村林一輝内野手(28)がサヨナラ打を放った。救援陣も無失点リレーでつないだ。7回1死二、三塁で登板した柴田大地投手(28)は2三振を奪い火消しに成功。西垣、藤平、田中千らも粘って3時間39分の熱戦で勝利を手にした。
◇ ◇ ◇
延長11回にサヨナラ打を放った村林、7回に好救援した柴田の同学年コンビが投打でヒーローとなった。
柴田はしびれる場面で火消しした。7回1死二、三塁から登板。ロッテ岡を152キロ直球で空を切らせ、続く佐藤に四球を与えて満塁としたものの、最後は代打ポランコを3球三振で仕留めた。村林は延長11回2死三塁で初球を捉え、サヨナラ打を決めた。
気迫の投球に村林も刺激を受けた。「いや、すごいでしょ。あそこで2個三振取って帰ってくることが、どれだけ難しいかは野球選手みんなわかると思う。すごいのひと言です」。ポランコを抑え、右腕が雄たけびを上げたシーンには「僕もガッツポーズ出ました。あの姿がチームに勇気をもたらし、なんとか報われて良かった」と力を込めた。
柴田は見事にカムバックした。昨年10月末に1度戦力外通告を受け、その16日後に支配下で異例の再契約。当時、自身のSNSには人気漫画「遊戯王」の「死者蘇生」カードの画像を掲載し、再起への思いを表現していた。今季初登板から2試合連続で無失点。「相手を抑えるのが僕らの役目なので、それを果たせて良かった」と振り返った。
97年生まれの2人が大仕事をやってのけた。【山田愛斗】



