マジック再点灯がかかるヤクルトは、初回から大量リードを奪われる苦しい戦いとなった。チームトップタイの6勝を挙げる原が先発も、アウト1つを奪っただけで、1回途中7安打6失点でKOされた。
自己最多となる7勝目を目指した右腕には、悪夢の立ち上がりとなった。先頭野間に10球粘られた末に左翼線への二塁打を浴びると、2番菊池涼には初球を三塁前にセーフティーバントを決められ、無死一、三塁。さらに、前夜8回に同点2ランを含む4安打を放った秋山に先制3ランを許した。その後も1死一、三塁から羽月に2点適時三塁打を浴び、なお1死三塁から8番会沢にも初球を狙われ6点目を献上。わずか1/3回、29球で6失点。高津監督から2番手市川の名前がコールされ、無念の降板となった。
急きょマウンドに上がった市川は、1回こそ抑えたが、勢いづいた広島打線の勢いを止められなかった。2回無死一塁から秋山に適時二塁打を浴びるなど3失点。3回にも4点を奪われ、2回2/3を7安打7失点。3回までに13失点の大量リードを許した。打線は5回に山崎の適時二塁打などで2点を返したが、序盤の失点が重くのしかかった。
リーグ首位を独走するチームは、7月2日に2リーグ制後では最速となる優勝マジック53を点灯させた。だが、8~15日にかけて1、2軍、スタッフ含め合計29人が新型コロナウイルスに感染する非常事態に見舞われた。18日には今季ワーストの6連敗を喫するなど、7月はこの日まで5勝10敗と負け越す。
山田、中村、塩見らコロナ感染者も徐々に1軍に合流。依然として2位以下には大きなゲーム差をつけてはいるが、前半戦終了間際に苦しい戦いが続く。6回、4番村上にリーグ独走の33号ソロが飛び出したが、12点を追う展開では焼け石に水だった。



