オリックスのジェシー・ビドル投手(30)が14日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で来日初先発する。

「(15年マイナー時代以来の先発に)若い頃に戻った感じがします。15年の最後の先発の後に肘の手術(トミー・ジョン)をしたことは覚えています」

7年ぶりの先発マウンドに「(手術を終えて)新しい肘になっている。明日は新しい思い出ができるように」と闘志を燃やす。

直近では8月7日のファーム育成試合(近畿社会人選抜)で先発し、4回55球無失点だった。「試合の中でワインドアップをした。いつもの80%ぐらい(の力)で投げようかなという意識です」。

開幕から主に勝ちパターンを任された助っ人左腕だが、コロナ禍の影響で先発投手陣の枚数を欠くこともあり、先発マウンドに立つことになった。

首脳陣からは「リリーフのときよりも、力を抜いてベース上にボールを投げれば、打たれることない。守備を信じてやっていこう」と背中を押された。

ビドルは今季33試合に全救援登板し、3勝4敗13ホールド、防御率は3・62の成績で「スタミナに関しては自分も未知数。明日、結果でわかること。できるところまでやっていく」と力を込めた。