中日立浪和義監督(53)が、ドラフト会議での戦力補強へ本格始動していることを19日、明かした。

台風14号の影響でこの日はマツダスタジアム室内での全体練習に参加。練習後に報道陣に対応し、「いまはユーチューブで打者が打っているところも、投手は回転数や投げている試合も全部が見られる」と、動画サイトを利用して自らの目でも指名候補たちを確認している。

就任1年目でチームは最下位で足踏みするが、立浪監督は残り11試合の今季と並行して、来季の戦力補強にもにらんでいる。初のドラフト会議まで残り1カ月。「投手も即戦力が1人は欲しい。野手でもいい選手がいれば。1位で誰が行くかはこれから本格的に決めて行く」。自宅では動画サイトを利用して投打の注目選手を長所だけでなく欠点も確認中。ドラフト1位を含め候補の絞り込みを編成会議ですり合わせる。

「練習に取り組む姿勢も含めてキャプテンシーのある選手はいい。過去にもいい素材でも、くすぶって終わっている人もいる。考え方とか性格は左右する」と、スカウト陣に候補者の性格調査も依頼。大学野球の秋季リーグの現地視察にも意欲をのぞかせている。

高校通算53本塁打の日本航空石川の右の大砲・内藤鵬(ほう)内野手(3年)の素材に注目。「遠く飛ばすのは才能。あの子は近い将来すごくなる可能性を秘めている」と、指名候補の1人として名前も挙げた。【伊東大介】

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