阪神は3日、高知・安芸での秋季キャンプ2日目に臨んだ。キャンプ初日は二遊間に直接守備指導した岡田彰布監督(64)は、観察に徹した。

来季2年目の前川右京外野手(19)の打撃をチェック。力強いスイングを評価し、来春の1軍キャンプ参加について「1軍レベルの左バッターと一緒にやらしてみても面白い」と期待した。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-今日は見ることに徹していた

「おん、まあ、だいぶちゃんとできるようになってきているから、別にな」

-フェニックス組も一通り見られた

「だいたいな。だから、野手はなあ、どや、二遊間。まあ、なんとなく対応できそうな感じはするけどな。まだまだこれからやけどな」

-前川は実際見てどうか

「バッティングは悪くないよ。1年目であそこまでな。1年たって、ケガとかもあったみたいやけど、まあ、(課題は)肩ぐらいかな、ちょっとな

-来年からも可能性はあるか

「バッティングは可能性はあると思うよ。バッティングに関してはな」

-どこが魅力

「あの、スイングが力強いよな。で、結構飛ぶね。体はなんかちょっと亀山をスケール大きくしたような。スタイルがなんか似ている感じ、ぱっと見た時はそんな感じやったけど。ユニホームの着方とかな」

-バックスクリーンにも1発

「おう、打ったな。ちょうど、俺、飯の時で見とった。下から上がって来て。結構、パンチ力もあるもんな。外は左中間の方に打ってるもんな」

-甲子園なら逆方向に打てるのも強み

「そうやな。なんて言うかな、強引じゃなしにな。バットが素直に出て、その割に距離もちょっと出るよなあ」

-成功する左打者の要素は持ってるか。

「成功するというか、まあ、普通にか、このキャンプ終わって、なあ。来年か、キャンプ地もなあ、1、2軍振り分けても近くにおるからなあ。1軍レベルの左バッターというかな、そういうのと1回なあ、一緒にやらしてみても面白いかも分からへんわなあ、そのへんはなあ

-チーム編成上、右打者が欲しいが

「そら、打ったら左でもええよ(笑い)。やっぱ打つ人優先やで、打てる人優先や、そら(笑い)」

-それぐらい打ってくれたら関係ない

「そらなあ、左対左でも苦にせんとなあ、そらお前、実力主義や。ちゃんと左でも対応できたら、そら、左バッターでもええけど、うーん」