打てる捕手の価値を示した。侍ジャパン森が逆転2ランを放った。
1点を追う4回1死一塁、体をのけぞらせながら、フルスイング。加藤貴の真ん中130キロ高めスライダーを完璧に芯で捉えた。「失投を一発で仕留められた」と右翼席上段まで飛ばした。18年日米野球以来、4年ぶりの日の丸。求められる期待に、逆転の決勝弾という最高の結果で応えた。
場面は逆転を許した直後の4回裏の攻撃。与四球数のシーズン最少記録を樹立した加藤貴が与えた四球後の初球でもあった。試合が動きそうな局面で、一振りで仕留めた。自身代表での初アーチでもあった。
守っては「何とか試合を作らないといけない」と緊張もあった。11安打を浴び、普段は組まない投手のリードに苦心しながら、何とか1点を守り抜いた。バットで活躍できたことよりも、チームが勝ったことに喜びを感じる。「そこが一番うれしいですね」と安堵(あんど)の表情だった。
▽日本石川(先発で4回5安打3失点)「日本代表として初めての登板で緊張しました。ボールは思っていたより違和感なく投げられ、変化球でもカウントが取れたのは収穫でした。失点した回は反省したいです」



