西武佐藤隼輔投手(23)が28日、埼玉・所沢市内の球団事務所で、年俸350万円アップの1600万で契約更改した。

1年目は12試合登板の3勝4敗、防御率4・60。即戦力左腕と期待されたが、1軍定着とはいかなかった。「1軍の舞台でまず勝てたのは経験としてよかったが、1年間を通して活躍する難しさを痛感した」と振り返った。

特にプロの打者レベルを感じたのは、追い込んでからの対応。粘られて、手詰まりな投球を強いられた。それを打破すべく、2年目の進化にテーマに挙げるのはカーブ。うまく緩急を使い、投球の幅を目指す。筑波大時はほとんど投げていなかったカーブを「自信を持って投げられるように」と語った。

渡辺GMからも「もう1つハイレベルな投球を期待している」と声をかけられた。直球の質も向上を目指す。オフは主に所沢の球団施設で体を動かす。左右こそ違うが、タイプの似ている松本と練習し、ステップアップの道を探る。「ストレートで押していくスタイルもしっかり確立できるように」とも誓った。(金額は推定)