中日が9日の現役ドラフトで、DeNAから細川成也外野手(24)獲得した。DeNAも中日笠原祥太郎投手(27)を指名。1対1の交換トレードの形になった。

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19年開幕投手の中日笠原はDeNA移籍が決まった。今季は4試合1勝2敗、防御率5・29。7月のヤクルト戦で3年ぶりの勝利を挙げるなど、復活の手応えをつかんだ。中日は今季、DeNAに6勝18敗1分けと大きく負け越しただけに、さらなる強敵となって恩返しを果たす意気込みだ。

球団を通じ「中日では開幕投手をさせていただき、ファンの皆さんには、ずっと温かいご声援をいただき、心から感謝します」とお礼。「指名していただけたことは光栄で、うれしく思っています。DeNAへ行って、心機一転! 頑張りたい」と決意表明した。

16年ドラフト4位で入団し、18年に先発6勝をマーク。だが、初の開幕投手を務めた19年4月に不整脈を発症し、故障もあって昨季までの2年間は0勝だった。だが今季の復調で自信をつけた。中日は今オフ、京田とDeNA砂田のトレードを成立させており、2件目の1-1交換の形になった。笠原と京田は、16年ドラフト同期の同い年。共闘で立浪竜にたちはだかる。

◆笠原祥太郎(かさはら・しょうたろう)1995年(平7)3月17日生まれ、新潟県出身。新津-新潟医療福祉大を経て16年ドラフト4位で中日入団。17年9月18日巨人戦で8回を投げ2安打無失点で初勝利。18年9月7日広島戦で初完封。19年DeNA戦で開幕投手。178センチ、85キロ。左投げ左打ち。投手。来季推定年俸900万円。

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