東京6大学の慶大が、今季最後の実戦となったオープン戦を白星で飾った。

投手は、4人の継投で2失点に抑えた。谷村然(ぜん)投手(3年=桐光学園)が先発して4回1失点と試合をつくった。谷村と同じく、リーグ戦の登板経験のない梶谷直史投手(3年=慶応湘南藤沢)、向井颯之介(りゅうのすけ)投手(2年=西宮)も好投した。

DeNAに5位指名された橋本達弥投手(長田)、増居翔太投手(彦根東)ら4年生の主力が抜ける来シーズンに向けて、堀井哲也監督(60)は「谷村は直球で三振を奪えていた。慶大では、4年生でリーグ戦デビューして活躍してくれる選手が多いので、梶谷とともに期待している。十分、可能性はある」と期待を寄せた。

プロ通算525本塁打の清原和博氏の長男、清原正吾内野手(2年=慶応)は「9番・指名打者」で出場。2回1死二、三塁で三塁強襲の適時内野安打を放ち、1点を追加。2打数1安打、2四死球だった。7回からは、指名打者を解除して右翼手の守備へ入った。フレッシュトーナメントでは一塁手で出場していたが、堀井監督は「ファーストと並行してライトの練習もしている。四球も選べていたし、内容に練習のいい成果が出ている」と話した。