ロッテの小野郁投手(26)が今季のキャリアハイ達成を自身に課した。14日、ロッテに移籍した19年オフから加わっている益田直也投手(33)らとのオフ恒例合同自主トレを公開した。静岡県内の施設を利用して、午前は体幹や持久力強化のトレーニングを行い、午後はキャッチボールやノックなど疲労のある状態でのプレーの質を高めた。

昨季は44試合に登板し、オールスターにも初出場するなど中継ぎとして存在感を示した。18ホールドや防御率1・99は自己最高成績。一方で球宴後の8月に離脱したことには悔いが残っている。「去年は1番良い成績だったかもしれないですけれど、試合数もまだまだ投げたいですし、去年はコロナで離脱したのもありましたし、今年はケガなく健康にも気を付けたい。勝ち試合に入り込んで去年よりホールド数もあげたいです」。

自主トレでは「股関節、ハム、ふくらはぎ、下半身全体が筋肉痛です」と苦笑いを浮かべながらも、「(投球フォームに)ブレがなくなって、バランスを崩したりすることもなくなった」と効果は実感している。食事も強化し、「もともと食べられないんですけれどサラダを食べようと思って、やっています。ドレッシングをおいしいもので。ごまドレとか」と笑った。【鎌田直秀】

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