中日育成ドラフト1位の松山晋也投手(22=八戸学院大)が19日、ナゴヤ球場の新人合同自主トレで初ブルペンを披露した。

捕手を立たせたままながらダイナミックなフォームから22球を投げた。昭和の剛腕・山口高志のフォームをイメージする最速154キロ右腕は「去年の11月以来のブルペンでしたが、いい力感というか楽しめて投げられました」と心地よさそうに汗を拭った。

3人の新人投手の中でトップを切ってブルペン入り。ドラフト4位捕手の山浅相手に自信のあるというフォークも1球披露。特徴は大きなフォローを含めたダイナミックなフォームだ。「たまたま(映像を)見た時に山口さんのような感じの投げ方かなと。体全身を使って投げるのはお手本になる」。阪急の剛球投手だった伝説の右腕がいつしか指標となった。

大学時代の最速は154キロ。「MAXは160キロを出すことを目標にアベレージを154キロにしていきたい。平均値を上げていかないと、プロの世界では通用しないと思うので」。188センチ、92キロの大型右腕は昭和のレジェンドをイメージして、まずは支配下登録を目指す。

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