プロ注目の左打者で、日本新薬(京都市)からパナソニック(門真市)の補強選手に選ばれた武田登生(とおい)内野手(24=中央学院大)が躍動した。2番遊撃で出場。都市対抗本戦(7月14日開幕、東京ドーム)を前に、右前打と2つの四球出塁で勝利に貢献した。

パナソニックには24日に合流したばかり。「緊張感もあって、いい雰囲気でやらしてもらってるいい感じです。正直、補強に選ばれるとは思っていなくて。都市対抗での評価が大事と思っていて、出場して活躍したい」と本戦への意気込みを明かした。

プロの指名解禁年に、補強選手としてドーム行きをつかんだ。心境について、「自チームは都市対抗を逃したんですけど、パナソニックを背負って日本新薬も代表してやりたい」と気合十分だ。

普段は遊撃を守るが、この日は試合の後半から二塁を守った。「セカンドは大学2年以来で。楽しい反面、緊張反面。パッと見た時の景色は違う」と補強チームの起用にも応えた。

日本新薬には、昨季限りでDeNAを退団した倉本寿彦内野手(32)が復帰し、先輩の教えが夢へのモチベーションになっている。「倉本さんが入ってきて、プロの経験談を聞けます。こんな投手にはこう打った方がいいとか。いい面しかなくて勉強しています」。

さらに、日本新薬で臨時コーチを務めている同じ遊撃手のレジェンド、宮本慎也(52=日刊スポーツ評論家)の教えも授かる。「自分にとってはプラスなことしかないです。最初は(宮本コーチが)怖かったんですけど、聞いたらなんでも答えてくれる。最近は逆にガツガツ聞けます」。

補強選手として京都を離れ、枚方に練習拠点を移した。京都から持ってきたのは、自社製品のプロテインだ。「チョコ味とリッチバナナを味を持ってきました。朝、昼、寝る前と飲んでいます」。

所属元のチーム愛を胸に、プロテインパワーで黒獅子旗を狙う。【中島麗】