ホンダが2大会ぶり24回目の日本選手権出場を決めた。

守備から攻撃につなげる。ホンダの野球で勝利につなげた。タイブレークで迎えた10回表、9回からマウンドに上がるベテランの福島由登投手(33=青学大)は、1死満塁のピンチを招くも、冷静に1人ずつバッターを封じて、この回を無失点に抑え、攻撃に望みを託した。

その裏、中村将己内野手(26=亜大)が初球を投前に転がし1死二、三塁に。申告敬遠で1死満塁とすると、打席には千野啓二郎内野手(26=東海大)。「ゾーンを上げて高めの球を振ろうとしか、考えていなかったです」と、真っすぐを捉えると、打球は中犠飛に。三塁走者がサヨナラのホームを踏むと、千野は選手たちと抱き合って喜びを分かち合った。「興奮しました。野球人生、振り返ってもサヨナラ打を打ったのは初めて。うれしかったです」と、笑顔。開田成幸監督(44)は、「もう1度自分たちの野球をやっていこう、と。表の守備が、裏の攻撃にもつながった。最後はウチらしい試合ができたと思います」と振り返った。

次は全国の舞台で、その力を発揮する。開田監督は「ホンダが目指す守りの野球は大きくは変えず。もう1度、本大会に向け、準備していきたい」と、力を込めた。その目は、38年ぶりの頂点を見つめているようだった。