契約保留で越年していたヤクルトの球団マスコット・つば九郎が29日、都内のホテルで12球団大“鳥”更改を行った。
初の試みとして、会場に集まった約300人のファンに更改を公開。小川淳司GMとともに登場したつば九郎は「NGりすと」と書かれた紙を落とし、慌てて拾うそぶりを見せつつ、着席。フリップで「まさか ささきろうきくんより けいやくこうかいが あとになり しょうじき~」「『まさにおおとり』 おいしいと おもっています」とニヤリだった。
最後を狙っていた。昨年12月14日の初回交渉で保留した際、2度目の交渉を1月29日と予告。だが楽天田中将やロッテ佐々木ら、1月後半になっても未更改の選手がおり「まーくん ろうきくん ずっーと しんぱいでした」と吐露。佐々木が27日に会見したことで無事大トリになり「きゅうだんにわがままをいったとか もめたりとか まったくない!!」と早速、幕張方面の時事ネタを使った。将来的なメジャー挑戦の意向を問われると「それはない ひつだんで えいご むり」と即答だった。
昨年は村上からグッズ売り上げ1位の座を奪い返し、ディナーショーも完売。前年から1万円増の「年俸6万円とヤクルト1000、ジョア飲み放題」で合意した。今季はデビュー30周年を迎える。小川GMからは「やっぱりつば九郎の人気はすごい」とたたえられる一方で、「態度も体も年々大きくなって、心配の声も上がってますけどね。体がもてば40周年、50周年と。先を見据えて、少し控えていったほうがいい」と夜のぱとろーる(=飲み)にくぎを刺された。
昇給分の1万円については「いつか いんたいしたときに もらうことにしました」と、ドジャース大谷ばりの後払い契約であることを明かした。今季の公約には「くるりんぱ」成功を掲げた。小川GMから成功時のボーナス確約の言質をとると「どんなきたないてを つかっても やる!!」と宣言した。
最後には盟友の中日マスコット・ドアラも登場。ドアラから「今日の朝食はパンですか? 米ですか? 」と名古屋方面の米騒動質問をぶっ込まれ「うちのきゅうだんは こめOK」と回答して拍手を浴びた。ファンからの質問にも答えた会見は約40分間に及び、「2024 つばくろう けいやくこうかい ちゃばんげきは これにて しゅうりょうです」「また らいねんも やりましょうね」と締めた。