クールに白星を積み上げた。18年目の楽天岸孝之投手(39)が、現役ではソフトバンク和田に並び3位タイのNPB通算160勝に到達した。6回7安打2失点に「振り返ると微妙という感じの内容でしたね」と自己評価は辛口も、1カ月ぶりの2勝目でチームの連敗を6で止めた。

両手をクロスさせるように、グラブをぽんとたたいた。3-2の6回2死二塁。日本ハム・スティーブンソンをこの日最速の145キロ直球で中飛に仕留め、お役御免となった。1回は31球を要し先制点を献上。毎回走者を許した。「どうなるか自分でもドキドキしながら投げていました」。その後を受けたリリーフ陣がリードを守り抜いた。

通算勝利数で4学年上の和田に追いついた。会えばあいさつを交わす間柄。「(自分が)福岡にも行ってなければ、和田さんが仙台に来ることもないので」。しばらく対面できていないが、刺激を受ける存在だ。「追いつけ追い越せという気持ちはありますけど、1年1年ですね。1試合1試合、大事にしていきたい」と無欲を強調する。

この日を含めて8試合中6試合でクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)も、159勝で足踏み状態だった。「みんなが思ってるほど自分は意識していないというか…。みんなの力あっての数字なので、もっともっと積み重ねていけたらなと思います」。頼れるベテランが連敗ストッパーとなり、苦境のチームを救った。【山田愛斗】

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