中日高橋宏斗投手(21)が8日、7月度大樹生命月間MVP賞を初めて受賞した。4年目の右腕は、7月に登板した4試合で無傷の4勝をマーク。7月5日広島戦(バンテリンドーム)ではチーム一番乗りの完封勝利を挙げ、100球未満での完封を意味する「マダックス」も達成した。他の3試合も無失点で投げ抜き、月間防御率0・00。月間30イニング以上を投げて失点ゼロは70年村山(阪神)以来史上4人目で、中日では初の快挙も達成した。
「うれしいです。初めての受賞ですし、1カ月通して好調を維持できたのは良かったかなと思う。投げた4戦全てチームが勝っていること、自分が勝ち投手になっていることはすごくいいことだと思いますし、何よりも無失点で抑えられたことは良かった」。23年はチーム最年少で侍ジャパンに選出され、WBCで世界一に貢献した。その翌年、新たに手にした勲章を素直に喜んだ。
投球フォーム修正の遅れから、開幕から約1カ月遅れで1軍に合流。8月初戦の6日DeNA戦(岐阜)では7回1失点で5連勝を飾った。14試合で自己最多を更新する9勝(1敗)。規定投球回に到達し、防御率0・54でトップに躍り出た。
「(あと)10試合弱、投げることができればいいかな。規定投球回まで143イニングあるけれど、そこに結果をのこしていかなといけない。タイトルとか数字面は終わってからついてくる。(チームが)上に上がれるきっかけを何試合もつくれるようにどんどん勝っていきたい」。貯金を続ける先発陣の勝ち頭は、Bクラスに低迷するチームの命運を握る存在になった。【伊東大介】



