大会史上初の8連覇を目指す天理大は藤沢孝典(こうすけ)外野手(2年=初芝立命館)が2年生ながら4番に入り、攻守で躍動した。チームの7回コールド好発進に貢献だ。
初回に1死一、三塁から、先制の中犠飛。大学入学後リーグ戦で初めて務めた4番の役割を果たした。「天理大で一、三塁は点数を取ると言われている。4番として甘い球を外野フライという気持ちで行けたので良かった」と喜んだ。
今春のリーグ戦や全日本大学野球選手権で4番を務めた石飛智洋(ともひろ)外野手(4年=出雲西)は8月上旬に右太もも裏の肉離れ。代わりにオープン戦では藤沢が4番を務めた。試合に出場できる程度には回復しているがこの日は石飛が3番、藤沢が4番に入った。
「自分が最低限の役割を果たせるか少し不安」と明かしたが、石飛からは「ピッチャーがどういう球を得意にしているか考えて狙っていけ」とアドバイスを受け「頑張って行けたら」と意気込んだ。石飛は「オープン戦から良いバッティングをしていた。自分も4番を打ちたいが、世代交代していかないといけないので、これからも打ってほしい」と4年生らしくエールを送った。
入学後は捕手だったが、今春のキャンプから、高校時代によく守っていた外野を主に守るようになった。6回には2死満塁のピンチで左飛をダイビングキャッチ。「足を引っ張らないように特にこだわっている」練習の成果を発揮し「バッターが体を開いていたので打球をイメージした。そういうのがたまたま来た。1歩目はしっかり(スタート)切れたので良かった」と語った。
三幣(みぬさ)寛志監督(44)は「練習をすごくやる子。彼の今までやってきた練習は実っている。物おじしないというか、良いメンタリティーを持っている」と評価した。【塚本光】



