大商大の2番手で登板した、最速140キロ左腕の橋本昇樹(しょうき)投手(4年=大垣日大)が2回無失点の好救援を果たした。
6回は3人をピシャリ。先頭打者はフルカウントで126キロのカットボールが相手打者のバットの空を切り、空振り三振に。7回1死に中前打を許したが、続く2人は右飛と左飛に打ち取った。
4年春に念願のベンチ入りが実現し2試合計4イニングを無失点。今秋は2試合計3イニングを無失点で今春初登板から計7回無失点で、打者24人から被安打2の快投を続ける。だが、さらなる成長を自身に課す。「今は中継ぎでいいから中継ぎ起用ではなく『先発ができないから中継ぎの起用』です。実力不足です」
2人の兄と1人の姉がいる4兄姉の三男。5歳上の次兄は、高校大学の先輩で今季キャリアハイの44試合に登板する中日・橋本侑樹投手(26)だ。マウンドで手にするのは、侑樹さんが使用していたグラブで、兄と同じ背番号13は富山陽一監督(59)から手渡された。「(兄の活躍は)頻繁には見られないですけど、モチベーションになります」
春のベンチ入りもつかの間、6月の全国大会では外れた。「一度は全国も経験したいですよね」。夏場はフォームを見直して固め直す傍ら、酷暑の走り込みも遂行。「負けん気だけは負けませんから。めっちゃ気合入っています。今は短いイニングを投げるので、絶対ゼロに抑えたい」。あふれんばかりの思いを白球に乗せて、打者をねじ伏せる。【中島麗】



