青学大が日大との一進一退の攻防をサヨナラで制し勝ち点を2に伸ばした。8回に逆転を許し、4-5で迎えた9回裏2死満塁。渡部海捕手(2年=智弁和歌山)がサヨナラの左越え2点適時二塁打を放ち試合を決め、王者の底力を見せつけた。

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「全員戦力」でつかみ取った勝利だった。9回裏、2死満塁。日大のマウンドにはエース市川祐投手(3年=関東第一)が上がった。打席に向かう渡部は「昨日も市川投手から打っているので『ラッキー』くらいの気持ちで打席に入りました」。狙い通りの低めのフォークを捉えると、打球はレフト線ギリギリに入る左越え二塁打に。「何とかフェアになってくれ、という思いでした」。ベンチから飛び出してくるチームメートにもみくちゃにされた。 主砲の西川をケガで欠く最大のピンチも、チームは「全員戦力」を合言葉に力を合わせた。渡部は「7月、西川さんが大学日本代表でいない間のオープン戦も、『全員戦力』だと思って戦ってきた」と話す。全員で力を出せば勝ちきれる。今夏、その力をつけ、ここぞの場面で発揮した。

ベンチでは西川もチームメートに声をかけ、背中を押し続けた。渡部は「先輩として見習うところ」と、その存在感を実感した。『全員戦力』青学大が1戦ごとに力をつけている。

○…ドラフト上位候補に上がる青学大・西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)が、前日25日の日大1回戦で人さし指の爪と中指に死球を受け、この試合はベンチ入りしたが出場しなかった。安藤監督は「骨折ということではない。まだ100%ではプレーができないということなので」と、念のために起用を見送ったことを明かした。27日に病院で検査を受け、今後の対応を再度検討する。