頼れるキャプテンの先制打でDeNAの強力打線が目を覚ました。今季初めて4番に座った牧秀悟内野手(26)が、1回1死二、三塁、右前への先制適時打でチームに21イニングぶりの得点をもたらすなど3安打3打点。巨人田中将大投手(36)を2回6失点でKOした。昨季8勝16敗1分けと大きく負け越し、直近2試合連続完封負けを喫していた巨人相手に、5試合目で今季初勝利。単独最下位を1日で脱出した。
◇ ◇ ◇
打順の組み替えが的中だ! 止まらないDeNA打線がようやく帰ってきた。2試合連続の完封負けを喫している巨人相手に先制点を奪取すべく、上位打線を大幅に組み替えた。2番に三森、3番に度会、4番に今季初めて牧を置いた。
立ち上がりから上位打線が火を噴いた。1回、連打と三森の二盗で1死二、三塁の好機をつくると、牧が田中将の139キロスプリットをすくって先制の右前適時打。続く佐野の中犠飛で2点のリードをもたらした。2回には2死一、二塁から三森、度会、牧の3者連続適時打で一挙4得点。2回までに6得点を奪って田中将をノックアウトした。
首脳陣と主将の思考が共鳴した。今季初の「4番牧」決定は2連敗を喫した前夜の試合後のこと。三浦監督がコーチ陣と打開案を話し合い、牧の4番起用を決断。すると同時に話し合いを終えるのを待っていた牧自身からも「明日、4番で行きたいんですけど」と申し入れがあった。「こっちもそのつもりだぞ」とすんなり決定。指揮官は「ベンチと牧の気持ちが一致した今日の4番です」と胸を張った。
牧も首脳陣の期待を受け止め、結果で示した。「監督と話し合って、お互い意見が一致した。今日はそれなりの覚悟を持って球場に入りました」と3安打3打点で連敗ストップに大きく貢献。今季巨人戦初白星を挙げ、最下位も1日で脱出した。「ズルズル行かず、良いきっかけにしたい」と三浦監督。打順の組み替えが功を奏し、嫌な連敗ムードを断ち切った。【佐瀬百合子】



