3月に現役引退を表明した元中日の中島宏之氏(43)が、中東と南アジアを拠点とするプロ野球リーグ「ベースボール・ユナイテッド」で現役復帰することを決断した。アラブ首長国連邦の首都アブダビを本拠地とするファルコンズのロースター入りした。「せっかく声を掛けていただいたんで、また野球をやります」と宣言した。
現役時代からサプライズが大好きで、数々のエピソードを残したが、また周囲を驚かせた。引退後は、選手時代には離れ離れでの生活が多かった家族との時間を優先。妻や子どもたちとの時間を大切にしながら、試合の解説やイベントなどにも参加し、メジャーリーグでプレーする後輩を激励するために米国にも約1カ月間滞在した。
引退後、プレーしたのは、元阪神の能見氏から本塁打を放った8月の「サントリードリームマッチ2025」が唯一だったが、新リーグからのオファーに出場を快諾。「やっぱり野球が好きやからね。野球振興への思いも聞いたりして、恩返しというか、僕にできることがあればやりたいなと思って」と現役復帰を決断した理由を語った。
米国滞在中には久々に打撃練習し、新たな打撃フォームを模索。アスレチックなどで活躍し、メジャー通算462本塁打のカンセコの動画を参考にバットを振った。「また、新しい感覚が見つかった」と話した姿は、飽くなき向上心を持ち続けた現役時代と変わらなかった。開幕まで約2カ月。野球仕様の体へと鍛え直し、再び、打席に立つ。【久保賢吾】



