今季限りで現役引退した長野久義さん(40)が粋な計らいをみせた。
東京ドームでの「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2025」開催後に行われた引退セレモニー。最後に場内を一周し、マウンド付近で胴上げの準備を進めていた仲間たちのもとへ。
そこで探したのは岡本和真内野手(29)だった。来季大リーグ挑戦を決めている主砲。ファンフェスタのフィナーレでセンター後方の大型ビジョンに「GOOD LUCK」のメッセージが出現。岡本は帽子を取りながら場内を一周し、ファンに最後のあいさつをしていた。ただ、仲間からの胴上げの機会はなかった。
自らの引退セレモニーにもかかわらず、長野さんはそれが気になったのだろう。遠慮する岡本を笑顔で促し、円陣の中心に。仲間とともに7度中に舞う岡本の姿に、満面の笑みを浮かべていた。
自身も背番号と同じ7回宙を舞ったのはその直後。常に周囲の人間への思いやりを忘れなかった長野さんらしい終幕だった。



