中日上林誠知外野手(30)が29日、仙台育英の1学年先輩で28日に現役引退を発表した元西武の松原聖弥外野手(30)の第2の人生に後輩からのエールを送った。

「同じ部屋にもなったこともあります。身体能力は高かったし足も速かった。新チームになって二塁のレギュラーだったけれど(松原の)最後の夏はスタンドで太鼓をたたいていた。関西人で明るくて、大学(明星大)に行ってることは知っていたけど、巨人の育成にかかって、そこからの成績は見ての通り」。

16年育成ドラフト5位で巨人に入団。5年目の21年には135試合に出場し外野のレギュラーを獲得。翌年には背番号「9」も着けた。大卒で9年間プロで生きてきた。自身のYouTubeで今後は巨人に戻りアカデミーのコーチとして少年少女を指導することも発表した。

「あの人があそこまでできる。人間どこからでも変われる、どの立場からでも自分次第で変われるんだなというのを、松原さんを見ても思った。だから、高校でレギュラーじゃなくても諦めないでほしいと、そういう説得力もある」と、苦労して夢をつかんだ先輩だからこそ、体がまだ小さい、なかなかうまくなれない子どもたちにも実話としてメッセージを伝えられると期待した。

上林自身もソフトバンク戦力外の立場から中日で再び今季右翼のレギュラーをつかんだ。来季へ向けこの日もナゴヤ球場で体を動かした。「また、会った時は何かしたいですね」と、再会を楽しみにしていた。