おかえり、ハルキ! 日本ハムは2日、ヤクルトを戦力外となっていた西川遥輝外野手(33)と入団合意に達したと発表した。入団会見は近日中に行われる。21年オフに自由契約となって以来、5年ぶりの日本ハム復帰。16年の日本一メンバーで20年にはキャプテンも務めた経験豊富で実績、実力十分の頼りになる男が、若返ったチームの精神的支柱として北海道に帰ってくる。
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4年前の21年12月2日に日本ハムから自由契約となって以来、1461日ぶりに「日本ハム西川遥輝」がよみがえった。午後4時に球団からリリースされたのは「前東京ヤクルトスワローズの西川遥輝選手と入団合意に達しました」という内容だった。ヤクルトを退団することが発表されてから再獲得へ向けて動き出していたが、この日、自由契約と公示されたタイミングで正式発表となった。
西川は球団を通じてコメントを発表した。
西川「スワローズから戦力外と伝えられた時、最後に野球をやるとしたらファイターズしかない、と頭に浮かびました。ファイターズでプレーできなかったら、野球をやめる…ぐらいの気持ちでした」
3球団目となったヤクルトで戦力外となってからは、古巣で再びプレーすることができなければ現役引退することも覚悟していたことを明かした。
日本ハムを離れていた4年間でチームは様変わりした。自身と入れ替わるように22年から就任した新庄監督の下、一気に世代交代。かつて「ハルタク」コンビとして16年の日本一に一緒に貢献した中島が野手最年長で、西川が2番目の年長選手となる。その中で外野レギュラーを目指しながら、チームに足りない経験値を還元する立場にもなる。
西川「もう1度、ファイターズのユニホームを着て野球ができることをうれしく思います。若い選手が増え、ファンの皆さんは若い選手の名前を知っている方が多いのかなと思います。そういったファンの方には名前を覚えてもらい、僕が在籍したころからのファンの方には思い出してもらえるように頑張ります」
プロ16年目となる来季は、プロ野球人生をスタートさせた原点でのリスタート。西川が再び北海道を盛り上げる。【木下大輔】
◆日本ハムの来季の外野事情 今季は万波がチーム最多の110試合にスタメン出場し、水谷が74試合、五十幡が66試合と続いた。その3選手に次いで40試合だった松本剛は国内FA権を行使して巨人へ移籍した。各選手の調子や相手先発との相性などを見て日替わり打線を組んでいた新庄監督は、浅間や今川、投手登録の矢沢、内野登録の野村、捕手登録の郡司、吉田、田宮らも起用。来季は「開幕から1カ月後に6ポジションは固定したい」という構想も打ち出しており、西川も加わる外野のレギュラー争いは激しくなりそうだ。
◆西川遥輝(にしかわ・はるき)1992年(平4)4月16日生まれ、和歌山県出身。智弁和歌山では甲子園に4度出場。10年ドラフト2位で日本ハム入団。盗塁王4度(14、17、18、21年)ベストナイン2度(16、17年)ゴールデングラブ賞4度(17~20年)。21年オフ、自由契約となり楽天入り。23年オフに戦力外通告を受け、ヤクルトと契約。今季は49試合の出場にとどまり、9月末に戦力外通告を受けた。181センチ、82キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3300万円。



