WBC連覇を狙う侍ジャパンの中軸、ドジャース大谷翔平投手(31)が、同僚相手に「実戦登板」する仰天プランが浮上してきた。ド軍マーク・プライアー投手コーチ(45)が6日(日本時間7日)、米メディア「ドジャース・テリトリー」に出演。投手大谷の調整案を明かし、WBC期間中にライブBPを含めた打者との対戦を想定している方針を明かした。現時点で、大谷のWBCでの登板は不透明だが、調整の一環として侍ジャパンの主軸相手との「対決」が実現する可能性が出てきた。
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WBC本番で登板する可能性は低くとも、大谷が侍ジャパン打線の「練習相手」として、実戦登板する可能性が膨らんできた。あくまでも調整の一環とはいえ、岡本、村上ら新メジャーリーガーだけでなく、旧同僚の近藤(ソフトバンク)、佐藤(阪神)らを相手に、大谷がマウンド上から快速球を投げる光景が現実味を帯びてきた。
ジャパン連覇のためというわけではない。米メディアの配信番組に出演したプライアー投手コーチは、13日(同14日)のバッテリー組のキャンプインを前に、投手大谷の今後の調整案について言及。「今はブルペン投球を行っている。去年はかなり特殊な1年。トミー・ジョン手術明けで左肩の手術もあった。今年はフルバージョンだ」と、あらためてリハビリ段階が終わったことを強調した。
現時点で、WBCのロースター上、「DH」として登録された大谷が、登板する可能性は低い。もっとも、公式戦ではド軍の先発ローテの軸として計算されており、投手としての調整を怠るわけにもいかない。同コーチは、「WBCへ出発する前に打者相手に登板させたい。WBCで(日本が)どこまで勝ち進むか、その期間にマウンドでの投球練習をすることが可能か」と、ド軍首脳陣としての懸念事項をのぞかせた。
昨季6月、「二刀流」として復活したとはいえ、メジャーの公式戦で徐々にイニングを伸ばすなど、リハビリを継続しつつ、異例の形で1年間を乗り切った。迎える今季。開幕から先発としてフル回転が期待されることもあり、ワールドシリーズ3連覇を目指すド軍にとって、大谷の体調管理は最優先事項。「打者相手の投球が可能か。可能なら、それはすばらしいこと。できなければ、チームに戻ってきた時に対応する」。同コーチは公式戦へ向け、あらためて的確な調整ペースへの期待を込めた。
得点源としてWBCに照準を合わせつつ、投手としても公式戦を見据える調整は、大谷といえども簡単ではない。となれば、侍打線相手の「実戦登板」は、一挙両得。「投手大谷vs侍打線」の対決がファンに公開されるとすれば、大会本番を前に、空前の注目を集めるに違いない。
◆前回大会の投手大谷 侍ジャパンに合流前、本来なら調整段階の2月28日にアスレチックスとの練習試合に実戦登板した。2回1/3を無安打無失点。2四球2奪三振と上々の内容でキャンプを打ち上げ、チャーター機で日本へ向かった。侍ジャパンでは3月9日の中国戦と同16日のイタリア戦に先発。再び米国へ渡り、同21日、決勝の米国戦にクローザーとして登板した。本大会で登板したため、実戦形式の練習登板の必要はなかった。シーズン初登板は同30日のアスレチックスとの開幕戦。6回2安打10奪三振で無失点も勝ち負けはつかなかった。



