阪神高橋遥人投手(30)が「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ戦で、1点を守り切る8回無失点の好投。自己最多6勝目を挙げた。わずか2安打で6奪三振。7年ぶりの登板だった交流戦は6試合目で初勝利。チームの連敗を3で止め、4試合目で交流戦初勝利ももたらした。

「緊張感のある中で点を取られなくて本当にうれしい。(9回は)みんなを信用して。本当、ナイスピッチング、ナイスプレーでした」とヒーローインタビューで明るい声を響かせた。

最後に最大のピンチが訪れた。1-0の8回。絶対に本塁打は許されない場面で慎重に慎重を期して、厳しい球を徹底した。その結果、1死から連続四球で一、二塁。「がんばれハルト!」の大声援を背に踏ん張った。ポランコのいい当たりは右飛。2死一、三塁で小川にはこの日最速151キロを投げ込むなど気持ちを込めた。最後はツーシームで二ゴロを打たせ、グラブをたたいた。「残っている力を全部出したろうと思って、思い切って腕を振りました」。9回はドリスに託し、今季5度目の完封はならなかったがパ・リーグ相手にもセ界最強の実力を見せつけた。

球宴ファン投票でも先発部門の1位をキープする。「試合で抑えないとふさわしくないので」と変わらぬ活躍を誓った。

▼高橋が開幕6連勝。阪神で開幕から無傷の6連勝は23年大竹以来だが、今季の高橋は8試合すべて敵地で登板。まだ、本拠地の甲子園球場では1試合も投げていない。52年のフランチャイズ制以降、すべてビジターで白星を挙げた開幕5連勝は65年竜(広島)07年江草(阪神)10年榊原(日本ハム)21年宮城(オリックス)の4人いたが、オールビジター勝利の開幕6連勝は高橋が初めて。【動画】阪神高橋遥人、変化球キレキレ!空振りさせた球が右打者に当たった