阪神高橋遥人投手(30)が6回3失点(自責2)で無傷の8勝目を挙げ、12球団単独トップに立った。今季最長だったチームの連敗を4で止める力投だった。
「自分のボールは投げられたので、本当に力不足だと痛感させられました。劣勢を覆せる実力がない。今日しっかりそう思いました。力と力の勝負になった時に圧倒できない。圧倒どころか、圧倒されている」と、まるで負け投手のように悔しさをにじませた。
4-0の6回に4安打などで3失点。3点目は1死一、三塁から二盗刺を狙った坂本の送球が走者と重なり、外野に抜けていく間に生還されたもの。悪い流れで1点差に詰め寄られたが、後続をしっかり断ってリードを守って交代。まさに勝ち頭の姿だった。ただ、それも「最後も、何の再現性もない抑え方というか…」と落第点をつけた。
10度目の先発で、はや8勝。「無傷」について聞かれると高橋らしい言葉で心境を説明した。「無傷…成績で言ったらそうですけど、今日は“無傷”ではなかったです。もっと皮膚を強くして。傷ついたので、はい」。チームに貯金8をもたらしても、なお貪欲さは増している。【柏原誠】



